ジャンル:ローグライク2Dアクション
プラットフォーム:STEAM、PS4、Switch、XBOXOne
販売/開発:Motion Twin
最高にクールでエキサイティングなスライム体験!
推し人:たわあ
どんなゲームなの?
忍者のような姿の主人公を操り、危険に満ち溢れた島内を駆け抜ける2Dアクション。難易度が高く、死んで戻ってを繰り返すソウルライクと、死亡した際に手に入れた全アイテムをロストし、最初からプレイするローグライクを混ぜ合わせたようなゲームになっている。ゲーム内で手に入るアイテムにより、アクションがガラッと変わるのが特徴!
- 忍者のようなカッコいいアクション
- 転んでもただでは死なない!豊富なアンロック要素
- プレイヤー自身の成長が実感できるゲーム性
主人公は人外のスライム。こやつ死体に乗り移ることが出来るようで、その乗り移った姿はまるでシノビ。強くて速いみたいなのを想像した結果、忍者に行き着いたのかなぁっていう妄想が捗ります。このスライムはきっと外人さんなんだろうなって。
OH-!NINJYA! SHINOBI! COOOOOOOOL!!!ってすごいはしゃいでそう。
向こうの人は忍者だいすこだもんな。俺だって好き。
そんな忍者のような主人公は、かなり機敏に動く事が出来る。
デフォルトで二段ジャンプをする事が出来るし、敵を短い間に連続キルしていくと、だんだんとテンションが上がってくるのか、いきなり高速移動し始める。スライムさん、だいぶ気持ち良くなっちゃってるねぇ!と、こっちまで嬉しくなってくるぜ。
メトロイドヴァニア的なアクション追加要素もあり、道中で特別なアイテムを手に入れることが出来れば、以降のゲーム中に、いつでも壁ジャンプや蔦登り等のアクションが可能に!さらに、ニンジャらしくなっていく。
島内はまるで迷宮で、入るたびに構造がガラッと変わる。中には前述した特殊アクションを使う事でしか、たどり着けないステージ、そこでしかお目にかかれないボスなどがいる!そういった場所は通常のルートより難易度こそ高くなるものの、入手出来るアイテムが多かったりと、得られるものもそのぶん多い。現状の装備や自分の腕と相談…ルート選択を考える面白さがある!
ゲームを始めると、まず初めにランダムで選出されたアイテムの中から、自分にあったものを選ぶことになる。選べるアイテムは最初こそ種類が少ないものの、アンロックする事でその数が増えていく!
敵を倒すと稀に、アイテムの元となる設計図や、本作のタイトルにもなっているセルと呼ばれる特殊アイテムが手に入ることがある。セルを使用することで、レシピとして出現したアイテムをゲーム中に出現出来るようにしたり、回復薬の使用回数を増やす、アイテムを持てる数を増やすといった強化が出来る。ステージクリア毎にチェックポイントがあり、そこでは装備の強化や道中手に入れた新しいアイテムのレシピ登録が可能。
なので、死んで全てを失ったように思えても、少しずつ強くなっていくのだ。
カスタマイズで自分の好きな装備からはじめる事も出来るので、気に入った武器で好きなアクションだけ楽しみたい場合も安心。思う存分擦っていけ!
“DEAD CELLS”では、プレイヤーの持てる力をすべて駆使する事でクリアする事ができるチャレンジが存在する。内容は、前ステージのプレイ内容によって、追加アイテムやセルが手に入るというもの。主に○分以内にクリアする事や、敵の攻撃を受けずに○連続キルをするという内容。これは文字通り、忍者のようにスマートに敵を対処しながら、駆け抜ける事が求められている。このチャレンジ…最初は無理ゲーのように思えるかもしれないが、何回も何回も死んで覚えて…を繰り返し、敵の挙動や自分の動きを把握。それらを経る事でやっとクリア出来るような絶妙な難易度となっている。
ちなみに、私はアイテムドロップ運が良かったのか、初見でクリアまでは出来たんだけど、それ以降の難易度はボロボロに死にまくっている。やっぱ、つれえわ。
そんな、クリアするのも難しい本作では、育成方針を考える事が非常に大事!
アイテムには三種類の属性が付与されており、道中では、その属性を強化するスクロールを手に入れる事がある。それらを読むことで主人公の最大HPを増やすと共に、対応した属性装備の能力強化もされる。まさにマストリードなシロモノだ!
このゲームは確かに難しい。しかし、アクションゲームとしての出来が非常に良い為、プレイヤー自身が成長している実感をしっかりと味わえる。
各ステージの特徴を覚えたり、多彩な動きをする敵の対策を考えたりするのはもちろん。たくさんあるアイテムから、自分に合った武器を見つけるのも重要だ。そうした試行錯誤を繰り返した中で、乗り越えられるハードルがしっかり設定されており、それらを乗り越える事でさらに気持ちの良いプレイが出来る…それが“DEAD CELLS”の魅力なのだ。
本作のリリース前、この開発は破産寸前だったそうだ。そんな会社をV字回復にまで持ち直させた“Dead Cells”という作品がいかに優れたゲームなのか…このエピソードは如実に語っているように思う。本当に力の入った作品なのだ。
ぜひともインディーズ作品だからといって毛嫌いせず、プレイしてみてほしい。遊んだら、きっとこう思う事だろう…ニンジャ最高!