ジャンル:ローグライクTPS
プラットフォーム:STEAM、PS4、Switch、XBOXOne、
販売/開発:Gearbox Publishing/Hopoo Games
ああ、俺もそうさ。いつの間にか、また遊んじまってるんだ
どんなゲームなの?
3Dのフィールドを舞台に、飛び道具を持ったキャラクターを操作し、四方八方現れるモンスターをとにかく撃って撃って撃ちまくる!爽快なローグライク。アイテムを入手していく事で、キャラクターはどんどん強くなっていく。
- シンプルでわかりやすい面白さ
- 触っているだけで楽しい!爽快なアクション性
- キャラクター毎に異なる特徴で、遊びがガラッと変わるので飽きない!
本作は、ローグライクと呼ばれるジャンルにTPSの要素を加えたゲームなんだけど、
ローグ=ダンジョンRPGの事だと思っている俺らからすると、ちょっと違和感を感じる表現かもしれない。
プレイする度に、内容が変わるランダム要素のあるもの。
そして、ゲーム内で敗北してしまった際、道中で手に入れたアイテムやレベルやらすべてがリセットされ、また最初の状態からプレイをするようなゲームを、昨今ではそう呼んでいる。
“Risk of Rain 2”では、プレイが始まるとポッドが上空から落下。プレイヤーはいきなり3Dのフィールドにポーンと放り出される。よくわからないままこの見慣れない地形をうろうろしていると、そこかしこから敵が襲ってくるので、所持している飛び道具をそいつに向かってぶっ放そう。
そう。このゲームはそんな緩い感覚で遊んでいいのだ。難しいことは特に何も考えずに遊べる…シンプルなゲーム性でとても心地良い。TPSやFPSでよくある、弾切れなんかも気にしなくて大丈夫。
弾薬は無限にあるから、終始トリガーハッピー状態でも問題ないぜええええ!ヒャッハァァァー!
フィールド内はかなり広い上に高低差も多く、最初は歩き回るにも一苦労。
だけども、アイテムを入手していく事でキャラクターがだんだんと強化されていき、いつの間にか、フィールド内を自由自在に飛び回れるように!
みなぎってきたぜええ!
倒した敵からは経験値と共に、アイテム獲得に必要な“お金”が手に入るので、とにかく周りの敵を倒して強くなるという構図はシンプルでわかりやすい。ほんすこ!
ゲームはステージ制となっていて、次のステージに向かうためには、フィールド内のどこかにあるテレポーターを探して起動する必要がある。テレポーターを起動すると、ボスが出現するのでここばかりは気を引き締めなあかん。
ボスを倒す為には、自キャラを十分に強化しておく必要があるんだけど、時間と共にだんだんと難易度が上昇していくので、稼ぎプレイをするにも計画性が求められる!
この辺りのさっさと先に進むか、もっと稼いでおくかの見極めなんかは、プレイする度に上達を如実に感じられる部分なので、繰り返しプレイが面白い。
そんな“Risk of Rain 2”。キャラクターを動かしているだけでも十分楽しく、フィールドの種類もステージ毎に大きく変わる為、繰り返しのプレイでも新鮮な遊びを楽しむことが出来るつくりになっている!
敵の攻撃を被弾しがち…というより、めんどくさくて避けないゴリラのような俺らでも、最初から自己回復が備わっているので、思った以上にゴリ押せる!存外にタフだ。
そんなタフガイなキャラクターには、スキルが何種類か搭載されており、いつでも特殊な行動を取ることが可能。
例えば、通常の射撃よりも威力のある攻撃が出来たり、移動回避に使えるものがあったりとスキルを使うことでアクションの面白みがさらに増していく。スキルには基本的にクールタイムがあるけど、比較的短めに設定されているので、ガンガン使っていけ!
また、入手出来るアイテムにも様々な能力が備わっている。
ダッシュの速度やジャンプの回数を増やしたり、スキルのクールタイムを短くする等の自身を強化するもの。
それから、射撃速度や威力、被弾した敵にデバフをかけるような飛び道具を強くするもの等、とにかく種類が豊富。
中には、特別な枠に収まる“装備品”を入手する事で初めて使用可能な大技アイテムも!装備品アイテムはクールタイムこそ長いが、通常のスキルに比べド派手なものになっている。これまた適当にパナすだけで楽しい。
ゲームが後半になると、筆舌に尽くしがたい程のハチャメチャが押し寄せてくるのだが、それを上手く退けられた時の気持ち良さは計り知れないモノがある!
死ぬときはホントあっさり死ぬんだけど、気持ち良さの余韻がまだ残っているから、何回でもチャレンジしちゃう。なんて、恐ろしいゲームなんだ…いくらでも連コしちまうよ。
さらに、本作はマルチプレイにも対応しており、最大四人まで一緒に遊ぶことが出来る。これがまた、仲間内で遊ぶと最高に楽しいのよ。
出現するアイテムはパーティーで共通している為、醜い奪い合いが多々発生する!まさに、煽り上等の俺ら向きのゲーム。
宝箱を悠長に空けているプレイヤーの隙を付いて、横からかっさらうなんて芸当ももちろん可能。思い付いても誰もやらないようなクソプレイをかましていけ!
「あああっ!?それ、ワイのやぞ!!!」
「わざわざお金なんて使っちゃってさあ。ホントキミって…バカだよねぇえええ!!!」
みんなは仲良くプレイしましょう。
また、フィールドが広いので普段は各自自由に探索をし、誰かが苦戦している時やボス戦時だけ集まったりする…なんてプレイも可能。普段はツンツンしてるけど、ピンチの時はしっかりと助けてくれる…そんな少年漫画のライバル的な遊び方も出来る!
「カカロットを倒すのはこの俺だ!貴様らの出る幕じゃない!」
「お前、さっきワイのアイテムパクってったヤツやろがいぃ!!!」
みんなは仲良くプレイしよ。ね?
こういったゲームではキャラクターは一人しか存在しなかったり、いたとしても容姿が変わるのみで性能面での変更が無かったりする場合がほとんど。だが、“Risk of Rain 2”はそういった幻想を簡単に打ち砕いてくれる!
10人以上のキャラクターが存在!
さらに、キャラクター毎に体力や飛び道具の種類や持っているスキルがそれぞれ違うため、全く違ったゲームを味わうことが出来る!
AIMが苦手なら、通常飛び道具がホーミングするようになっている“ハントレス”がオススメ!防御面こそ脆いものの、立ち回りが非常に強い。某2Dコンボゲーの忍者みたいなタイプで、いつでも好きな方向に瞬間移動する事が出来るという凄まじい能力を持つ!敵の視界外に瞬時に消え去り、そこから一方的に狙い撃ちしていくムーブが非常にアツい!体力が低いからシッショ―しないようにだけ注意な?
私のお気に入りは、飛び道具で敵を狙うという概念すら覆す…近接キャラの“ローダー”さん。正に脳筋を地で行く、拳で不埒ものを分からせるナイスガイだ!拳で殴り抜けるっ!のがさいっこうに気持ちいい!飛び道具なんて捨ててかかってこい。
最強のキャラクターを目指して、育成をがんばるのも面白い!時間が止まるような特別な場所で修行すれば、まさにドラゴンボール世界のキャラクターを体験できる。ぶっちゃけ動きが速すぎて、あらゆる行動に慣性が乗る本作では、逆に操作しづらいのはナイショ。
あるキャラクターでは非常に有用だったアイテムが、他のキャラクターではゴミクズ扱いなんて事も。方向性の違いで解散って奴やね。なので、キャラクター毎の特徴を上手く捉え、柔軟に攻略を進めていくのがまた楽しさを増す。
本作は総じて、プレイヤーの遊びの幅に寛容だ。
公園で好きな遊具を自ら選んで遊ぶように子供心をくすぐる要素がたくさんある。
ぜひ色々と試し、自分のお気に入りの遊びというものを見つけてみてほしい。